請負事業の安全衛生管理(Safety and sanitation management for contract business )

以下の記述から、誤りを選択せよ。
(1)統括安全衛生責任者を選任すべき事業者以外の請負人で、当該仕事を自ら行なう者は、安全衛生責任者を選任しなければならない。
(2)特定元方事業者以外の請負人は、安全衛生責任者を選任したときは、特定元方事業者に対し、遅滞なく通報し且つ労働基準監督署長に報告しなければならない。
(3)常時50人以上(一定の作業は30人以上)の労働者を使用する特定元方事業者は、統括安全衛生責任者を選任し、遅滞なく労働基準監督署長に報告しなければならない。
(4)建設業の特定元方事業者は、同一の場所において請負人の労働者と自己の労働者が作業をする場合において、その安全と衛生を確保する為に、元方安全衛生管理者を選任し技術的事項の管理をさせなければならない。また、遅滞なく労働基準監督署長に報告しなければならない。
(5)統括安全衛生責任者の選任義務のない中小規模建設現場のうち、特に災害の発生の多い仕事をおこなっている場所における労働災害防止のため、当該事業者は店社安全衛生管理者の選任が義務づけられており、選任したときは、遅滞なく労働基準監督署長に報告しなければならない。

(解答)(1)正しい(労働安全衛生法16条1項
)。
(2)誤り、労働基準監督署長への報告ぎむはない(法16条2項)
(3)正しい(法15条、則664条1項3号)。
(4)正しい(法15条の2)。
(5)正しい(法15条の3)。
正解は、(2)です。