労働安全衛生法改正

働き方改革関連法の成立により労働安全衛生法が改正されましたが、以下の文章の中に謝りがあります。その設問を指摘してください。
(1)事業主は、客観的方法(例,タイムカ−ドの記録・パソコンのログインからログアウトまでの記録等)により労働者の労働時間の状況を把握する義務があり、その記録は3年間保存しなければならない。
(2)80時間超の長時間労働により疲労が蓄積し、健康障害発症のリスクが客観的に認められ、労働者が申しでたときは、事業主は、医師による面接指導を実施しなければならない。
(3)労働者の健康障害の発生を防ぐために、産業医の中立性・独立性をはかり、且つその実効性を確保するため、産業医に一定の権限が付与されることになった。
(4)高度プロフェッショナル制度の対象労働者には、時間外労働・休憩・休日・深夜労働の規定が適用されませんが、いわゆる時間外労働が100時間超となったときは、事業主は労働者の申し出のある無し関係なく、産業医による面接指導を実施しなければならない。
(5)産業医の選任義務のない事業場の事業主も、雇用する労働者の健康障害を防止するために地域産業保健センター等を活用し、健康診断、面接指導などを実施し、労働者の健康維持を図るようにしなければならない。 

【正解】(1)(2)(3)(4)いずれも、そのとおりであり。
(5)努力義務であり、強制義務ではない。
従って、(5)が解答となる。